ゲート跡、ヒケ、バリ、パーティングラインの処理、合わせ目消しも含めて表面処理と言います。
ゲートを処理しよう
残したゲートが長すぎる場合はニッパーで少しカットしましょう。ナイフやヤスリをあてた際にゲートが折れ曲がるのを防げます。

デザインナイフでカットする場合
ゲート跡の変色防止の為、薄く、小さく、少しずつカットします(刃は新品を推奨) カットしすぎのパーツえぐれと怪我に注意です。
ほんの少しだけゲートを残してカットは終了。

ヤスリがけの場合
ナイフより安全でゲートに力が掛かりにくい分、ゲート跡が濃くなりにくいのが利点でしょうか?金属ヤスリは仕上げ用の目が細かい物を使用します。
周辺にモールドがある場合や深い傷をつけたくない場合はテープで養生しましょう。
この場合も少しだけゲートを残して終了です。

ペーパーを掛けてゲートを完全に除去。ついでにヒケやエッジ部のめくれも除去します。
面を歪めない為に当て木を使ってサンドペーパーを掛けます。局面の場合、私は薄手のプラ板を当て木にして耐水ペーパーで水研ぎ。平面は厚手のプラ板を使用します。スポンジヤスリやスティックヤスリを使用しても良いでしょう。




パーティングラインの処理をしよう
ペーパーで処理も出来ますが手早く出来るカンナ削りをご紹介します。
デザインナイフの刃を立ててスライドします。
先ずは矢印方向へ。パーツを反転させて残った凸部を削ります。
これは一例です。作業しやすい手順でどうぞ。
カンナ削り後はペーパーで仕上げます。

ペーパー掛け後

軟質パーツの表面処理について
表面がガタガタになりやすいのでカンナ削りは控えます。なかなか削れませんが金属ヤスリとペーパーで地道に削りましょう。目詰まりしやすいのでペーパーは早めに交換すると効率的です。
表面の毛羽立ちを抑えるなら水にほんの少し食器用洗剤を加えます(それでも毛羽立つ時は毛羽立ちますが、、、)
段差は消せても跡が見える場合があります。無塗装だと完全に消すのは難しいようです。

合わせ目を消そうに続きます。